四国ぐるっとバスマニアツアー(1日目)
バスマニアの間で、いま高知県がにわかに注目を集めています。
というのも、高知県の大手路線バス事業者である土佐電気鉄道と高知県交通には、全国でも珍しくなった旧型のバスがいまだに現役で活躍しているのです。「モノコックボディ」と呼ばれる、昔ながらの構造をもつこれらの旧車は、もう20年近くたった車がほとんどでして、排ガス規制によって都会を追い出された中古バスにより、急速に姿を消しています。
(ちなみに以前の日記で紹介した岐阜バスブルドッグもモノコックバスです)
このバスを見に行くべく、富山と箕面のバスマニアを引き連れ、高知県へ行ってきました。
早朝に到着したバスマニアご一行様は、まずはりまや橋へ。モスバーガーで朝食を摂っている間も、目の前を次々とボロバスが通過していきます。腹ごしらえを済ませたら、まずは土佐電鉄のはりまや橋バスターミナルへ出撃。すると、次から次へとやってくるのはボロバスばかり。たまに来る新車(といっても都会では既に旧車扱いです)には目もくれず、ひたすら撮影します。途中、いてもたってもいられなくなった富山の友人に引きずられるようにしてボロバスに乗車。昔ながらの木の床が懐かしい・・・。
はりまや橋バスターミナルにて。三菱の珍車です。
土佐電でも最古参・MP517K。昭和53年製造の27歳!
上のバスの車内。木の床がいい雰囲気です。
続いて、土佐電バスの車庫へお邪魔します。事務所で許可を頂いて車庫の中に入ると、そこにはボロバス好きのYAKUMOにはたまらない風景が。
見渡す限り旧車のオンパレード。新しそうなのも既に10年選手です。
路線バスと観光バスのボロバス代表選手。昔はどこにでもいたんですが。
日野のK-RL321型という珍車です。ちょっと短いのが特徴。
旧車にむりやりLED式行先表示器をつけているので、アタマでっかちになってしまいました。
旧車とはいえ、運用上の関係で行先表示がLED式になっているものが多くて少し残念ですが、一般にバスの寿命は15年といわれている中、20年以上も使っている土佐電の苦しい台所事情大切に使う姿勢に頭が下がります。少しでも長く活躍して欲しいものです。
しかして、バスマニアはおなかいっぱいになって松山に向かいましたとさ。
バスしか撮ってないと思われるのも困るので電車の写真もアップしてみる試み(笑)