おわら風の盆

おわら風の盆」というのをご存知ですか?毎年9/1〜9/3に富山市八尾町で開催される民謡行事で、胡弓の調べに合わせて踊り手が街中を踊り歩くという行事です。地元の民謡行事ながら、ここ数年は旅行雑誌などでも取り上げられ、にわかにスポットを浴びています。
(詳細は富山県ホームページがくわしいのでこちらをどうぞ)
祭りの会場となる八尾町は昔ながらの田舎町で、アクセス手段となるJR高山線も普段は30分〜2時間に1本、1両編成のディーゼルカーがのんびり走るという路線です。ところがおわら期間中は1日数万人という観客をさばくため、JR西日本各地の気動車がかき集められ、最大5両編成の列車が10分間隔で運転されます。つまり、鉄道マニアにとっても一大イベントなわけです。
で、去年も一昨年も平日開催でいけなかったのですが、今年は休日が絡んだので、YAKUMOも初めてこのお祭りを見に行きました。いや、見に行ったのは踊りじゃなくて列車ですが(自爆)
 
臨時列車は午後3時ごろから運転が開始されます。全国各地からかき集められた色とりどりの列車が、超満員の乗客を乗せて次から次へとやってきます。時刻表とにらめっこしながら撮っては移動、撮っては移動を繰り返します。
が、とにかく乗客が多いのでどんどん列車が遅れていきます。単線の線路ですので、一つの列車が2分遅れると折り返しの列車は6分遅れ、そうすると次の列車は10分遅れ・・・となり、最後は時刻表なんてアテにならなくなります。何度も列車に裏切られながら、午前1時ごろに最終の臨時列車を撮影してようやく終了。なかなか楽しい一日でした。
 

高岡から応援に来たキハ47の4連。

高岡のキハ47と交換する、金沢から来た国鉄色のキハ58。普段は見られない交換風景です。

こちらはキハ65「エーデル」。元特急車まで応援に来ています。もちろん普通列車

大阪発の臨時特急「おわら3号」。千里駅で交換列車を待機中です。

越中八尾駅のホームには、ぼんぼり提灯が並んでいました。

深夜の速星にて。「エーデル」同士の交換が見られました。