寝台急行「銀河」

yakumo-v2005-11-06


東京からの帰りは、寝台急行「銀河」に乗ってみました。
東京と大阪を結ぶ「銀河」は、新幹線を除けば唯一の、東京−大阪を結ぶ列車です。10年ほど前まではかなりの需要があったのですが、乗車券・急行料金に加えて寝台料金(6000円強)が必要な「銀河」は格安高速バスに客を奪われ、どんどん両数が短くなっていきました。
今日の両数は6両、全盛期の半分です。YAKUMOは数日前にきっぷを買ったのですが、その時は空席だらけ。廃止のうわさが耐えない列車だけに、やはり利用客は少ないのかなあ、と思いながら東京駅で乗り込みました。
ところが、乗ってみると車内には結構な数のお客さんが。車掌さんに聞いてみると、下段の寝台はほぼすべて埋まっており、車両によっては上段にもかなりの人が乗っているとのこと。どうも、高速バスの座席が取れなかった人や、夜遅くに東京を出発したい人、はたまた朝一番に大阪へ着きたいひとが、直前にきっぷを買うケースが多いようです。確かに、新幹線代+ホテル代よりは安いこの移動手段、一部の人には根強い人気があるのかもしれません。
大阪−東京を結ぶ夜行高速バスが一日に数十台も走り、一晩に1000人以上の人々が行き交っている今の状況、この列車にこそ「サンライズのびのび」のような車両を連結すれば、十分に需要はあるんじゃないか、と思いました。JRよ、もっと考えて!
(写真は前日(2005/11/05)東京駅にて撮影)