i486SX

会社の倉庫を整理していたら出てきました。
もう10年以上前に発売された、PC-9821NeというノートパソコンについていたCPU。まだ「パソコンと言えばキューハチ」という時代、ノートパソコンではPC--98史上3機種目の、そしてノートパソコン初のWindows本格対応機、という鳴り物入りで登場したパソコンでした。この頃のパソコンは、後で性能をアップさせられるようにCPU自体が交換できるという、なかなか奇抜な発想のものがあり、このCPUも基盤ごと交換できるようになっているわけです。
奇しくも、YAKUMOが本格的にパソコンを始めたときに使っていた機種と同一。懐かしくて拾ってきました。
 
それにしても、「i486SX」てCPUを知ってる人のほうがもう少ないんだろうなあ。
もともとIntelのCPUは、8086→80286→80386i386)→i486、というふうに数字で型番をあらわしていました(後ろのSXとかDXとかDX4というのはクロック周波数(20MHzやら33MHzやら))。i486の次のCPUが発売になる、と聞いて、もちろん当時のパソコンユーザーは「次はi586だろう」と思っていたら、なんと生意気にも「ぺんてぃあむ」なんて名前がついてビックリ。SXとかDXとか言わなくなって、その代わりに「えむえむえっくす」だの「ぺんてぃあむぷろ」だのよくわからんのが出てきてビックリ。そのうち「ペンティアムってのは、5を表す『ペンタ』からきてるんだって」というのがわかり、んじゃペンタの次はヘキサだからペンティアムの次はヘキサム?なんか言いにくいなあ・・・と思ったら、次のCPUはPentium2とかいうそのまんまな名前になってまたまたビックリ。おいおい、それじゃ586のままやんけーとか言ってたら、2が3になり4になり・・・。
 
というわけで、今のPentium4ってのは昔風に言うとi886な訳ですね。なんか九州にいそうだ(謎)