NHK「プロジェクトX」でウソの内容

NHKの人気番組「プロジェクトX 挑戦者たち」で事実とは異なる“ウソ”の内容があったことが23日、分かった。5月10日放送分では大阪府立淀川工業高校(大阪市旭区)のグリークラブ(合唱部)を取り上げ「荒れた学校で新米教師が合唱部を作り、生徒たちと苦労して日本一をつかむ」という実話に基づく感動秘話として紹介された。放送後、関係者から「高校は荒れていなかった」などの苦情があがり、同校はNHKに訂正と謝罪を要求している。

問題となっているのは5月10日に放送された「ファイト! 町工場に捧げる日本一の歌」。1979年(昭54)当時、多数の退学者が出るなど荒れていた淀川工に赴任した新米教師が「歌で生徒を変えたい」と1人で合唱部を作り、苦労の末、全国コンクール日本一に導くという感動物語だった。以来、この教諭は現在まで同校合唱部の顧問を務めている。

番組では、当時の退学者が年間80人を超え、初めて挑んだ合唱コンクールで「舞台で暴れられたら困る」と会場にパトカーが並んだなどと紹介。“荒れた学校”を強調した。放送後、同校には卒業生から「当時の学校は荒れておらず、すでに落ち着いていた」などの苦情があったという。

 同校の長谷川耕三校長(58)はこの日、校内で記者会見。放送内容には事実誤認があるとして、申し入れ書を番組担当者に手渡したことを明かした。79年当時の退学者は71人だったことなどを伝え、さらに同番組の再放送取りやめを要請している。現在、NHK側からの正式な回答を待っているという。
(後略)

(ソース:大阪日刊スポーツ社「なにわWEB」

度重なる不祥事の次はウソの内容かよ。おめでてえ。
これでまた未払い激増ですな。一度腐った集団って元に戻れるんですかね?
 
ちなみに淀川工業高校といえば、吹奏楽部も日本一のバンドと定評のある名門校です。
なぜ合唱部だけが取り上げられたのか、吹奏楽をやっている人間として、また淀工の吹奏楽部を知る人間として、複雑な想いです。