日本酒ベースの梅酒

普通の梅酒ではなくて、日本酒や本格焼酎で漬けた梅酒が人気との新聞報道。

日本酒ベースの梅酒 各社相次ぎ投入

健康志向から根強い人気がある梅酒。従来は洋酒ベースが主流だったが、最近は日本酒や焼酎、泡盛ベースも加わって商品の種類は多様化し、購買層を広げている。「酒どころ」の北陸でも、新たに生産に乗り出す清酒会社が相次いでいる。

数馬酒造(石川県能登町)は今シーズンから、山廃純米の古酒と専用原液をブレンドして梅を漬け込んだ梅酒を製造、メルシャン(東京)へ供給する。商品名は「能登の梅酒」。数馬酒造も「奥能登の梅酒」と別名柄で扱い、今月中下旬に発売する予定だ。720ミリリットル瓶で1500円を予定している。

洋酒ベースの梅酒の出荷量は「1997年をピークに頭打ちの状態」(日本洋酒酒造組合)。深い味わいが生まれる日本酒ベースで、顧客開拓を狙う大手メーカー側の戦略から、奥能登の老舗酒蔵が選ばれた。地場の農産物の活用を−と、梅は石川県珠洲市内の生産農家の女性グループから調達。純米酒だけのタイプも仕込み中だ。
(後略)

(ソース:中日新聞

都市部で梅酒ブーム 種類は増加・販売量横ばい 産地では反響イマイチ

梅酒が大都市圏で、若い女性に人気だ。大阪の大手百貨店は売り場を拡大し、100種類もの商品がずらり。売り上げは2倍になったという。テレビ番組でも特集が放映されるなどブームの兆し。ところが全国一の梅の産地、みなべ町うめ課は「青梅の販売には特に変化はない」。梅酒の最大手チョーヤ梅酒大阪府羽曳野市)は「実体は、いろいろな梅酒を飲み比べて楽しむブームなので、総販売量にはあまり影響がないのでは」と分析している。
梅酒の販売に力を入れているのは大阪市北区阪神百貨店。今年3月から梅酒コーナーを広げた。評判は上々で、今年6月の売り上げは前年同月の2倍以上だという。売れ筋の商品は黒糖とはちみつを使って1年漬け込んだ鹿児島産のものや、徳島県鳴門市の「にごり梅酒」など。
(中略)
しかし、手放しのブームとは言えないようだ。チョーヤ梅酒では、商品の種類は増えているが、全体的な販売量はここ数年横ばいという。「一般的な梅酒を基本とした上で、各地域の梅や焼酎を使うなど原料にこだわったものを飲み比べて楽しむブーム」と分析している。
田辺市東山のスーパー、オークワ・オーシティ田辺店では約30種類の梅酒をそろえている。特徴のある梅酒の売り上げが伸びている。しかし全体的な販売量は目立って増えているわけではなく、今後もコーナーを広げる予定はないという。
(後略)

(ソース:紀伊民報

確かに、これまでは居酒屋のメニューを見ても「梅酒」としかなかったのが、ここ1年ほどは梅酒の項目ができて、いろいろな銘柄が並ぶところが増えました。店によっては梅酒の品揃えを看板にしているお店もあるくらいです。
YAKUMOは実は梅酒が大好きで、数年前から日本酒や本格焼酎で漬けた梅酒を愛飲しています。やっと時代が俺についてきたぜベイビーってな感じでなかなかうれしかったりしますが、これらの梅酒は生産量が少なくて手に入りにくいのが難点。既に一部の銘柄は手に入りにくくなっているようで、とっととブームが去って以前のようにフツーに買えるようになって欲しい気持ちもあったりもします。

ちなみにYAKUMOのお勧めは「文蔵さんの梅酒」というもの。5年くらい前からハマっております。熊本県の名門蔵元「木下醸造所」でつくられている、文蔵焼酎をベースにした梅酒で、普通の梅酒と比べてはるかにまろやかで飲みやすく、口いっぱいに梅と焼酎の香りが広がって、しかも後味はすっきり。チャンスがあればぜひ一度ご賞味あれ。