流転の記 / 時守(麦焼酎:熊本県・抜群酒造)

yakumo-v2006-03-02


Yahoo!トップページにも取り上げられ、すごい反響で数時間のうちに完売したという幻の焼酎。どう幻なのかというと、そもそもこの焼酎は22年前に仕込まれたのですが、その後そのまま記憶のかなたに葬り去られていたところを発掘されたというシロモノ。臭みが残る独特の仕込み方法だったために当時は余り売れず、仕込んであった一部をそのまま忘れていたという話です。22年を経てみるとあらびっくり、臭みはないわウイスキーのような香りが生まれるわ、まさに棚からボタ餅の展開。
ちなみに写真右側が「流転の記」。左側の「時守」も容量違いの同一のお酒です。前述の通り、発売の記事がYahoo!のトップページに取り上げられた瞬間から注文が殺到し、もともと限定3000本という少なさ(時守は10000本)もあって、わずか数時間で完売となってしまいました。幸運にもYAKUMOの注文は間に合い、手元に届いた次第。
度数39度の長期熟成焼酎の味は「焼酎」とはまったく違う感触で、でもウイスキーのように広がる感じではなくもっとストレートに一定の太さで突き抜ける味、そしてその奥に潜む風味は確かに焼酎という、まさに絶品でした。久しぶりにすばらしい焼酎に出会えたことに感謝。