クハ103-1

（クハ103-1　2006/7/8　6:04　大阪環状線大阪にて）

日本を代表する電車、103系。昭和30年代、茶色一色の旧型国電を駆逐すべく国鉄通勤型電車の決定版として設計され、4000両以上が製造された、文字通り日本の鉄道を代表する車両です。YAKUMOが鉄道ファンになるきっかけともなった、思い入れの深い車両ですが、老朽化には勝てず近年急速にその数を減らしています。JR東日本からもこの春に引退し、残るはJR西日本で活躍する車両のみ、それも最大勢力の大阪環状線系統は201系の進出によりどんどん追い出されていっています。
そんな中、この103系のトップナンバーは環状線でまだがんばっています。他の103系の大部分が、まるで他の車両のような大改造を受けている中、この車両は（もちろん多少の改造は受けていますが）比較的原形を残している1両。まだまだ活躍してくれることを、そして引退後はどこかで余生を送ってくれることを期待して、一枚パチリ。