14年目。

どれだけ忙しかろうと、たとえ5ヶ月ぶりの日記だろうと、これだけは書かねばならぬ。
 
 
 
時々「あなたが生きているのには意味があるの。だから死のうなんて考えちゃだめ!」
というセリフがある。
 
私が大嫌いなセリフ。
 
じゃあ、
14年前のあの人たちには、生きる意味がなかったというのか。
14年前のあの人たちは、どうでもいい人たちだったのか。
 
あの日、がれきの中に埋もれ
もはや誰の手にもどうすることもできず
生きることを諦めざるを
死ぬことを受け入れざるを
えなかった人たちは。
 
おそらく今生きているすべての人が
一生わかることのできない無念さを
せめて一人でも多くの人に
せめて一瞬でも長く
心に留めていてもらいたい。
 
14年目のはじまり。